再び山へ 再開は高尾山

低山ハイク

2023年8月にバックパックを背負って車山を歩いて以来、6カ月ぶりの山歩き。

まだ体調に100%の自信がもてない中、久しぶりの山歩きに選んだのは高尾山。

2日前に大雪が降りました。雪が残っている山に行ったことは無く、前日に高尾山ビジターセンターに電話をして状況を聞いてみました。山頂には25㎝ほどの雪が残っているので、軽アイゼンの持参をお勧めしています、というお話しでした。

軽アイゼン!念のためにと装備を整えた時に購入してはいましたが未だに使ったことがありません。久しぶりの山に雪。少し不安でした。

当日は不安を吹き飛ばすような快晴。気合が入ります。

登山口出発はいつもよりも2時間遅く、日が昇り気温が上がる時間帯、10時からにしました。

高尾山口駅に人はいますが、思ったよりも少なめでした。駅売店でお菓子パンを購入してストックを出し、待ちに待った山登り再開です。

とはいうものの、やっとバックパックが背負えるようになったのはつい先日の事。雪もあり、今回はのんびりと1号路往復のコースです。

車止めゲートの横から1号路に入ると既に下りてくる人たちがいます。お話しを聞くと、山頂付近で軽アイゼンを使ったそうです。「途中までは全然大丈夫ですよ。アイゼン無しで山頂に来る人達も結構いましたよ。」とのことでした。

2日前に降った雪はまだ道の両脇に残ったままでしたが、林道は雪が払われていました。それでも、木々から落ちてくる雪と溶けた雫が太陽に照らされてキラキラと輝き、まだ温まりきっていないヒンヤリとした空気の中を歩くのは本当に気持ちがいいものです。

所々に誰かが作った大小の雪だるま。お地蔵様や王子達が雪の中で陽の光を浴びながら在る。そんな光景を楽しみながら林道の急坂も楽しく登っていきます。もうウキウキです。

途中で追い抜いた年配の女性にご挨拶したところ、「今朝起きたらこの素敵なお天気で、行かなきゃ!と思って家を出てきたの」と。一歩一歩踏みしめ、山道を味わいながら登る姿は凛として素敵でした。こんな素敵な人生の先輩方に会えるのも山の幸せと思いました。

登るにつれて両脇の雪の量も増えていきます。

薬王院のお堂の屋根の雪はほとんど落ちていましたが、境内の人が歩く所以外はまだまだ雪が残っています。この日は行きも帰りもお堂の中で護摩焚きが行われていたようで、終始読経が聞こえていました。

山に戻れたことを感謝し、これからも沢山の山に登れますようにと祈願し、薬王院をあとにして山頂に向かいます。

登山道に雪が増えてきました。標高552m付近、ベンチのある所でアイゼンを付けている人がいました。見ればそこから先はしっかりと雪が残っていて、表面はツルツルと凍っている所もありそうです。ここで軽アイゼンを付けることにしました。

家で練習してきたものの、先ずはベンチの雪を払い、座って装着…。でもお尻が冷たい! なのでアイゼンが入っていたケースを敷き、落ち着いてしっかり装着。やはり練習しておいてよかった!と安堵。

初めての軽アイゼンでしたが、安定して歩くことができましたし、多少凍っている所も足を上から下ろすことを心掛けてゆっくりと登っていきました。

コースの入り口と山頂の手前にあった「凍結注意。軽アイゼン等滑り止めの持参をお勧めします。」の標識にも身をもって納得できました。

軽アイゼン初体験!

1号路コース入口からゆっくりと登ること1時間40分。山頂に到着です。山頂は雪で覆われていました。何回も来ている高尾山ですが、白い山頂は初めてです。

残念ながら富士山は雲の中でしたが、真っ青な空と雪の山頂は清々しく、いつもよりも大きく開けた空間に見えました。

富士山は見えずともこの快晴

見渡すと4割くらいの人は軽アイゼンを使用していますが、スニーカーの人や皮ブーツの人も。下から登ってくる人もいればケーブルカーで来る人もいる、さすが高尾山です。

空いていたベンチに座り、お菓子パンと温かいミント茶を飲み、山頂のひんやりとした空気を肺いっぱいに吸い込み心ゆくまで堪能しました。いつもよりもずっとのんびりと山頂にいました。

帰路も1号路をゆっくりと下りてきました。途中、木々の間から見える遠くの町も白く、太陽を浴びて輝いてみえました。

街を見下ろす二人連れの雪だるまが微笑ましい

下山後は久しぶりに栄茶屋の自然薯そばを頂き、半年ぶりの山登りを無事に終了しました。

久しぶりの山歩き、最初はぎこちなく、要領も悪く、せっかく設定していったYAMAPの開始ボタンを押し忘れるミスも。途中で気付いて慌ててスタート。更にはともすると衣服の調整を忘れて気付けば大汗。慌てて上着を脱ぐ場面もありました。

それでもまた山歩きができたことの喜びは大きく、自然からたっぷりとエネルギーを頂いて、体中の細胞達が活き活きと動き出したように感じました。

ここからが再スタートです。