持ち物と配送

CaminoPortugues2024

前回の巡礼の旅の最大のネックは持ち物選びと軽量化でした。

持ち物

今回は前回と大きく異なる持ち物選びとなりました。

1.実際の巡礼日数が7日間と短い

2.全ての宿泊先が1棟貸しのアパート、ペンション、オスタル、ホテルでリネン、タオルなど完備されているため寝袋・タオル類は不要

3.洗濯機、乾燥機などの有無が事前に全て把握できている

4.巡礼後に直ぐに帰国するためスーツケースは持たない

今回の巡礼の為に新しく購入した物の一つに、折りたたみ式のストックがあります。飛行機内に持ち込みが可能で軽い物を選びました。また、今回のルートは山登りがほぼ無いため、ウルトラライトのポールでも十分対応可能でした。使用したのはmont-bell U.L.フォールディングポール100(149g)です。

また、雨が多かった今回の旅で重宝した物の一つに傘があります。こちらもmont-bellの新たに購入したものを使いました。ロングテイル・トレッキングアンブレラ (152g)

今回、持参して使用しなかった物は以下の通りです(救急用品やヘッドランプなどは除く)

ウインドブレーカー、予備のタオル、S字フック、まな板、布マスク、コードレスイヤホン、スマートフォンストラップ、紙洗剤、ゴム手袋(洗濯用)、キャップ(帽子)、キャップストラップ、予備のエコバック

ウインドブレーカーは気温が低かったこともあり、雨具で代用しました。

満を持して持参した100均の薄型まな板は、今回は1棟貸しのアパートが多く、キッチンに必要な備品があったために不要でした。

布マスクはポルトガル、スペインではマストの場所がなくなり、持っていたバフで対応が可能。往復の交通機関用の不燃布マスクがあれば十分でした。

キャップは雨が多く晴天がほぼ無かったため出番がありませんでした。

洗濯用紙石鹸とゴム手袋は洗濯機又はコンランドリーを使用したため不要でした。(個人的な手荒れのため持参) また、ホテルでは「洗濯禁止」と貼紙がされている所もあり、出番がありませんでした。

予備のエコバックは、アルベルゲではシャワーの際に新しい服、洗濯をする服とエコバック式の袋が活躍しますが、今回は不要でした。S字フックも同様です。

上記は反省点として次回は検討したいと思います。

今回はバックパックを機内に持ち込みました。往復利用したエミレーツ航空は機内持ち込み荷物の重量は7kgまでなので、重量に気を配りましたが、オンラインでチェックインしたためバックパックの重量を計測されることもなく厳密なチェックはありませんでした。

配送サービス

さて、荷物も少なく、余裕をもってバックパックに全て収納しましたが、前回の「背負えなかった」失敗体験があり、配送についてはだいぶ悩みました。

1.ルートはVariante Espiritualというマイナールートであるため、配送業者がどの程度あるのか不明

2.宿泊先がアパートのため、こちらから依頼が無い限り配送は行われず、現地で手配できるのかが不明 (アルベルゲには出入りの配送業者の封筒が常備されています)

そんな時に2022年に一緒に歩いたポルトガル人のイサベルから耳よりな情報をもらいました。

彼女は「TOP SANTIAGO」という業者を使ったことがあり、ポルトガル―スペインルートをほぼ網羅しているということでした。

悩んだ末、今回は事前に全て予約することにしました。

宿泊先が確定した後、何度かのやり取りをして、ポルトガルのバレンサからサンティアゴまでの配送を全て確保することができました。彼らのオーダーリストに無かった場所も載せてもらい、ほぼ宿泊先に届けてもらい、朝は同じ場所で集荷してもらいました。日本で事前に支払いも済ませ、リスト付きの荷札をバックパックに付けておけばそれで終了です。

オポリーニョは近くのカフェで送られたバックパックをピックアップし、翌朝はそこに置いておけば引き取って持っていってくれました。

コンバロでは宿泊先に届いていたバックパックを翌朝20m先のアパートの管理棟に置いておけば完了でした。

アパートに関しては、事前にアパートの管理者に配送がある旨を連絡しておき、更に管理者の連絡先をTOP SANTIAGOに連絡するようにしました。ひと手間かかりますが、これで全く問題なく配送ができました。

また、アディショナルのバックパックがあれば、前日の夕方までに連絡をすれば、それも一緒に配送してもらえました。

料金は距離で計算されます。(明瞭会計です)私は全行程を一括で頼んだので7回分の配送で€69でした。因みに、25km以下は€8、25kmを超えると倍になります。

ジップの袋とゴムは自前です