2024年6月、日影沢林道から小仏城山を経由して高尾山に登りました。
梅雨の時期、予定日前日が大雨だったため1日延期して登りました。
コース
JR高尾駅 → (バス)日影バス停 → いろはの森 → 日影沢キャンプ場 → 小仏城山 → 一丁平園地展望デッキ → 紅葉台 → 高尾山山頂 → みやま橋 → 浄心門 → 高尾山口駅
10.4km、4時間17分の行程です。
JR高尾駅からのバスは休日のため2台口で出発しました。日影バス停まではおよそ15分です。
日影沢林道は初めて登るルートです。春には多くの種類のお花が咲くことでも知られていますが、春に来そびれてしまったため、梅雨の時期になりました。
バス停から登山口までは直ぐです。そして歩き始めて10分程で日影沢キャンプ場があります。ここを過ぎると山道らしくなり、沢に沿って歩きます。川のせせらぎと鳥の声を聴きながら緩やかな道を登っていきます。湿度はありますが、沢に沿って歩くのは気持ちが良いです。
スミレは咲いていませんでしたが、オカトラノオやオオバギボウシがあちらこちらに咲いています。雨あがりのため、木々はたくさんの水分を含み瑞々しい森の中を歩いていきます。緩やかながら、長い登りが終わるころには展望が開け、「小仏城山山頂」の標識が現れます。
小仏城山山頂の茶屋は賑わいがあり、多くの人がかき氷を食べていました。驚くほどの大盛りです。
小盛りでも20cmはあろうかというかき氷に注文した味のシロップが容器ごと渡され、セルフサービスでシロップかけ放題です。ここまでの暑さをしっかりと吹き飛ばしてあまりあるかき氷でした。
小仏城山から高尾山山頂へは2.3kmの道のり。何度も通っていますが、暑い日には長く感じます。特に最後の階段は延々と続くかのようです。
週末ということもあり、高尾山山頂は大勢の人で賑わっていました。山頂の標識には記念写真待ちの長い列ができていましたし、座る場所もなく、立ったまま行動食を食べて下りることにしました。そしてこの日は残念ながら富士山は厚い雲に隠れてみることはできませんでした。
みやま橋を通る4号路から浄心門、1号路で下山しました。
度々高尾山とその周辺の山に登って思うことは、いつもとても良く整備されているということです。行く度にどこかが新しい材木で補強されていたり、新しいステップが作られていたりします。この日もレンジャーの方々がいくつかのチームに分かれて活動をしていました。私たちが安心して登山できるのも、日々陰ながら山々を守っている人がいるからだと思いました。
下山後は恒例になったお蕎麦屋さんで自然薯そばをいただき終了となりました。
高尾山口駅は今年に入って駅周辺に公園が整備されて、以前は駅前広場に1つだけあった靴洗い場の数も増えて停滞することもなくなりました。新しいショップも開店して以前にも増しての賑わいをみせています。それでも、少し離れた登山路に入れば、木々に囲まれ、鳥の声や川のせせらぎが聞こえます。これからも、何度も訪れるであろう高尾の山々がいつまでも東京のサンクチュアリーであり続けて欲しいと願っています。