行程 15.8km 6時間25分
陣馬高原下バス停 → 陣馬新道登山口 → 陣馬山 → 奈良子峠 → 明王峠 → 底沢峠 → 景信山 → 小仏峠 → 小仏城山 → 一丁平園地展望デッキ → もみじ台 → 高尾山大見晴台 → 高尾山 → みやま橋 → 浄心門 → 高尾山駅
陣馬山、小仏城山、景信山、高尾山。たがいに隣接するこの四つの山は関東に住んでいる山好きならば誰もがどれかに登ったことがあると思います。
そんな山々に私もここ数年の間に何度か登っています。最初は一座毎に。そしてお隣まで足を延ばしてみたりと。
YAMAPの登山日記を見ていると、時々この四座を縦走した記録が載っています。最初に見た時には1日で行かれるの?と思ったのですが...
YAMAPの日記を読む際の注意点は人によってペースが全く違っていて、トレランペースの人も散見されます。それでもいくつかの日記を見て、自分でルートを入れてみると行かれそうな気になってきました。
最近は縦走が楽しく感じるようになり、この尾根沿いに歩くコースを想像しただけで、俄然行ってみたくなりました。
紅葉には少し早い時期でしたが、晴天が少ない2025年の秋、天気予報の晴れを信じて思い切って歩くことにしました。
縦走が楽しいと思うようになったはっきりとしたきっかけは思い出せませんが、隣接する山なのに、それぞれに違った個性があり、それらを巡るのが面白い、楽しいと感じるようになったことが一つ。
二つ目はお隣同士なのに、片方は人が多くて人気があり、もう片方にはほとんど人がいない。その違いはどこにあるのかと不思議に思ったというのもあります。
三つ目は登山道と違って尾根沿いを歩く人が少く、静かに歩ける魅力。
四つ目は尾根沿いを歩いているとふと開けた場所に出て、そこからサプライズのように素晴らしい景色に出会う事があります。そんな醍醐味がとても好きです。
五つ目は、長い時間山にいられて、一日山に浸れることです。
長距離やタイムを縮めることを目標としている訳ではありません。ただただ山の中を自分のペースで好きな所を好きに歩きたいのです。
この四座縦走は今の私の「やりたいこと」にぴったりと合致しました。


もみじの紅葉には少し早かったのですが、桜の紅葉が盛りでした。時々出会う花々や赤く色づいた木の実。見上げれば高い所にある黄色い木の葉と流れる雲。木々の間から垣間見える山並み。風になびくススキ。足元には赤や黄色の落ち葉。
どれもが季節の移ろいや自然の営みを感じさせてくれます。
陣馬山から景信山、小仏城山へはそんな自然を全身で感じられる道でした。時折一人ハイカー同士で交わす何気ない会話も楽しく感じます。
途中の見晴台で、「もみじの紅葉には早いけど、桜の紅葉と清々しい風。今日は大満足の一日だったわ」と言っていた女性の言葉が印象的でした。




高尾山に近づくと共に人が増えます。高尾山山頂は相変わらずの賑わいを見せています。
お土産に買いたかった”天狗焼き”も既に売り切れていました。
最後は初めてチェアリフトで麓まで下りたのですが、12分は長く寒く感じました。もう少し温かい時期ならばよかったかもしれません。
天狗焼きの代わりに高尾饅頭を買って帰りました。
15.8㎞、約6時間半の長いコースでしたが季節を変えてまた歩いてみたいと思えるコースでした。次は新緑の頃でしょうか?真冬もいいかも?










今回の動画をInstagramに掲載しています。そちらもご覧いただければ幸いです。陣馬山から高尾山
