雪残る御岳山へ

低山ハイク

高尾山に引き続き、御岳山に登りました。

今回の目的の一つは御師集落、町場通りにある紅葉屋の「くるみそば」です。

3日前に御岳ビジターセンターに問い合わせたところ、まだ雪が残っている所もあるので軽アイゼン持参を勧められました。そのため道に残る雪の状態では御岳山の武蔵御嶽神社をお詣りし、くるみそばを食べてからロックガーデンには寄らずケーブルカーで下山して御岳渓谷ハイキングコースを沢井まで歩くプランを立てました。

当日は朝から快晴。

ルート

JR御嶽駅 → ケーブル下(滝本駅)バス利用 → 表参道 → 御岳山山頂 → 武蔵御嶽神社 → 御岳山駅 → 滝本駅 → 御岳渓谷入口 → 神路橋 → 御岳渓谷ハイキングコース → 清流ガーデン澤乃井園 → JR沢井駅

午前8時40分過ぎにはJR御嶽駅に到着しました。予定では9時12分のバスでケーブル下(滝本駅)まで行く予定でしたが、バス停に増発便のバスが停車していたためそれに乗っていきました。

予定よりも30分早く9時に滝本駅をスタート。 およそ11.6kmのコースです。

滝本駅から表参道に入ります。舗装された急坂を上っていきますが、道路の雪はきれいに寄せられ足下を気にせず歩くことができましたが、日が昇り気温が上がってくると頭上の枝から雪がパラパラと落ちてきます。時には大きな塊も降ってきます。道路を上ってくる車が途中のカーブで登り切れずタイヤとエンジンの悲鳴が聞こえます。

表参道を上る人は数えるほどしかおらず、雪景色を楽しみながら急坂を上っていきます。残雪の山を歩くのは先日の高尾山に続いて2回目ですが、陽の光を浴びてキラキラ輝く雪や雫が美しく、気持ちよく歩けます。15分も歩けば汗が出てきてダウンは直ぐにお役御免になりました。

途中で2回ほどケーブルカーが行き交うのが見えました。御岳山は表参道を上がっていくほどに木々にふってある番号が少なくなっていきます。途中で気付いた600番台から徐々に減ってゆき、ほどなく2桁になり、とうとう1番の木を見つけたところでその木から歓迎の雪の塊が降ってきました。雪のウエルカムシャワーといったところです。

急坂の神代欅の前も既に雪はありませんでしたが、日陰の部分は溶けた雪が凍っていました。

10時10分ごろに武蔵御嶽神社に到着し、先ずはお詣りしました。まだ境内に人は少なく静かでした。

何度も来ていますが、社務所で友人が見つけた撤下饌の御神酒飴を購入しました。酒粕を甘い飴に仕立てた、ノンアルコールの優しいお味の飴でした。

そして、今回のイベントの一つである、くるみそばを頂くために町場通りに下りてきましたが、行きに蕎麦屋さんの前に「うどん」の大きな幕があったので、ちょっと嫌な予感。入ってみると、2024年1月15日で蕎麦は終了し、うどん店になっていました。「くるみうどん」はあります。コシの強い美味しいおうどんでしたが、お蕎麦がなくなってしまったのはやはりちょっと残念。くるみのつけ汁に最後温かいそば湯を入れて飲みたかった…。

御岳山駅からケーブルで滝本駅まで下りました。滝本駅では名物のきびもち大福が売っていたので思わず買ってしまいました。これは家に帰って、少し温めていただくとより美味です。

新メニューのくるみうどん。
お蕎麦も良かったのに…
温めて食べれば更に美味しい!
優しいお酒の味

滝本駅からは徒歩で御岳渓谷ハイキングコースへ入りました。ここからは初めてのコースです。多摩川の左岸に沿って歩いてみました。

川スポーツには疎いわたしですが、カヌーやSUP(Stand Up Paddleboat)、 ラフティング、そして川べりの大きな岩にはクライミング、ボルダリングを楽しむ人たちが大勢いました。新鮮な光景です。

JR青梅線に乗るとよくマットレスを抱えた人を見かけます。何に使うのかずっと気になっていましたが、それがクライミングの練習用と知ったのはつい最近でした。でも、実際に使っているところを見たのは初めてでした。

大きな岩になると、あらゆる方向に別のグループと思われる人たちがいて、下にマットがたくさん敷かれそれぞれの側面でトレーニングをしています。

川沿いの家にはカヌーの小屋が多くあり、たくさんのカヌーが重なって並べられています。川には対岸との間にロープが張られてゲートが設置されています。

良く来る御岳のすぐそばにこのような場所があったとは全く知りませんでした。

落ちたら寒そう
落ちたら痛そう

川でスポーツを楽しむ人たちや川鵜を見ながら歩いていたらあっという間に清流ガーデン澤乃井園に着いてしまいました。13時少し前でした。

ここで温かいお汁粉を頂き、沢井駅まで歩いて今日は終了です。

まだ雪残る清々しい山と水面がキラキラ輝き風が気持ちよい川岸を満喫した一日でした。

途中で曲がったつららは鬼の指のよう
屋根にはまだ落ちんばかりの雪
ペット用の水場は厚い氷が張っていました