芦ヶ久保から丸山へ

低山ハイク

頂上に2階建ての展望台がある丸山(960.4m)に登ってみました。

行程

芦ヶ久保駅 → 姥神 → 大野峠 → 丸山山頂 → 県民の森 → 丸山登山道入り口 → あしがくぼ果樹公園村 → 道の駅果樹公園あしがくぼ → 芦ヶ久保駅 (約5時間のコース)

8時に西武池袋線の芦ヶ久保駅を出発しました。多くのコース紹介では駅から北に向かって丸山登山口へ行きますが、今回はしばらく299号線を東に歩いて先ず大野峠を目指します。住宅が残る舗装路に「大野峠・丸山」の標識が見えたらそこから登山路に向かいます。

山道に入り、沢沿いに少しずつ登っていきます。木々が太陽を遮ってくれて、程よい日影の道を登っていきます。川が終わる所あたりから急登が始まります。深い緑の中を歩きますが、今回のハイキングではキノコをたくさん見つけました

舗装道路を横切り、階段状の急登を登ると開けた大野峠にでます。

この日はパラグライダースクールのスタッフの方が離陸地点の草刈りをしていました。離陸地点にはゴムがひいてあり、ウインドソックも設置されています。

山を越えて左側にはもう一つの離陸地点と右側には着陸地点が見えます。左側の離陸地点からちょうどパラグライダーが飛び立つところでした。スタッフの方の解説付きでフライトの一部始終を見学しました。あまり風のコンディションが良くなかったということでしたが、深い緑の山々の間を右へ左へと風をとらえながら悠然と飛ぶパラグライダー。素敵な光景に出会えました。

大野峠から約30分ほどで丸山山頂に到着です。山頂の標識は地味ですが、どっしりした2階建ての展望台があります。少し曇っていましたが360度きれいに見えました。正面に武甲山を望み、その削られた山肌までがはっきりと見えました。

せっかくの景色なのでここで一休みです。トンボがたくさん飛んでいました。(もうトンボの時期?)

山頂からほんの少し下ったところでギンリョウソウを見つけました。5月に中辺路で初めてみましたが、まさか芦ヶ久保で見つけるとは思ってもいませんでした。このような発見もハイキングの楽しみです。

県民の森近くの参道では「森林昆虫調査」が行われていました。横の木には〇〇ホイホイさながら、木に粘着テープが巻かれていて、その表面にはビッシリと虫が…。近づいて見なかったので種類までは不明ですが、このような地道な調査が行われていることを知りました。

道中、如来像や植物を見ながら緩やかに下って麓に到着。芦ヶ久保駅横にある「道の駅」で昼食を摂り、仕上げのソフトクリームを食して本日のハイキングは終了です。

芦ヶ久保駅

芦ヶ久保駅の改札を出たところにある公共のトイレ(女子用)にはそれぞれのブースに着替え用のボードが設置されていました。登山靴を脱いで着替えができる場所が少ない中、有難い配慮だと思いました。また、駅の前には無料休憩所があり、その中にもLogosのテントが2張あり、着替えができるようになっています。空調はないものの、荷物を下ろして一息つけるとてもきれいな休憩所です。ハイキングの人達を考慮したこのような施設は有難く、大切に使わせてもらいたいと思いました。

今回はあしがくぼ果樹公園も楽しみにいったのですが、季節が合わなかったようで残念ながら果実は見当たりませんでした。

7月4日は秩父地方は午後から雷雲が発生するとの天気予報でした。午前中はお天気も良く、爽やかに吹く風の中でハイキングを楽しみ下山。14時前の電車で帰路につきましたが、途中遥か彼方に見えた秩父の山々は雲に覆われて何も見えない状態でした。山の天気の移ろいやすさを実感した一日でした。

下山途中に開けた展望。この時はまだお天気は上々でした。