登山歴がほとんど無かった私が初めて高尾山を徒歩で登ったのは2020年1月。10年間しまい込んでいたいたトレッキングシューズを引っ張り出して稲荷山コースを登り、下りてきました。この時辿った道も覚えていなければ、疲れたかどうかも記憶にありません。ただ、あと少しで登山口に戻る、という時にシューズの底がカパッと剥がれて歩行が不可能になった瞬間はとてもよく覚えています。
古い靴だったので、万一の時にと持参した結束バンドとガムテープでぐるぐる巻きにして家まで帰りました。高尾山口でしっかりお蕎麦は食べたものの、帰り道の電車で「どうかあまり目立ちませんように!」と思いながら帰路につきました。
パンデミックが少し収まった2022年に1回。そして今年2023年に入って2回高尾山に行っていますが、最後の2度は6号路を登り、3号路から降りてくるコースを辿りました。しかし先日、数年前に放送されたタモリさんがぶらぶら歩くNHK番組の「高尾山」を久しぶりに観ました。1号路だって、他のコースだって個性豊かで興味深いのです。小仏城山や景信山まで足を延ばすこともできます。
ということで、今年は「高尾山を登りつくす!」を目標に据えることにしました。
初心者らしい、春夏秋冬の高尾山が発見できればいいと思います。