以下には瘡蓋や傷口がある実際の手の甲の写真を掲載しています。ご覧になりたくない方のために事前にお知らせいたします。
1回目、2本のデュピクセントをクリニックで注射してから2週間が経ちました。
身体の全体的な変化については強い痒みがくる回数が減ったように感じますがこの前の記事からあまり変わりはありません。
手の甲
そのような中で、一番の変化は手の甲が明らかに改善してきたことです。あかぎれ様の傷口が治り、新しい傷もできなくなりました。これはこまめに軟膏を塗っているからかもしれません。厚みのある瘡蓋は無くなり、表面がカサカサになってはいますが、よく見ると産毛(体毛)が生えています。少し前まで瘡蓋や傷口の覆われていた手の甲のちょっとした進歩に見えます。
手の荒れは8月下旬から繰り返してきましたが、下記は10月からの変化です。
落屑
前回も落屑の減少について書きましたが、日によって多い、少ないの変化があります。ただ、落屑が徐々に細かい片のものが増えています。良い変化の様に思えますが、一方で細かくなったために服の脱ぎ着をするときに辺りに舞い散ってしまい困ります。また、細かい粉状の落屑が服の繊維の入り込み、それが肌を刺激する気がします。服装選びに神経質になってしまいます。服を洗濯する際も、洗濯の前後に払ったくらいでは繊維の間に入った粉は容易には落ちません。
初めての自己注射
そのような状況の中で2回目の注射を行いました。
クリニックで2回の指導を受けていたので、手順と注意事項は理解しています。
室温に戻す
指示通り、冷蔵庫に保管してある「デュピクセント皮下注300㎎ペン」を45分かけて室温に戻します。
1回目の注射が思ったよりも痛かったことを薬局で薬剤師さんに伝えたところ、「しっかり室温に戻すことも大事です。室温に戻りきっていないと、更に痛いですよ」と教えてもらいました。その為、タイマーでしっかり時間を計りました。
セットする
スタートキットの付属の準備マットに注射ペンと消毒用アルコール綿をセットします。
注射液の色と使用期限を確認します。
消毒
前回はお腹に2本打っているので、今回は右の太ももに注射です。その部分をアルコール綿で消毒します。
注射する
ペンタイプの注射器を使用するため、キャップを真っ直ぐに引いて外し、消毒した部分に押し当てます。
針が刺さった感覚があり、それと同時に注射液が入っていくとペンの透明な確認窓部分が徐々に黄色に変わっていきます。この間、何秒かですが、とても長く、そして痛く感じます。ここが我慢のしどころです。
離脱
確認窓が全て黄色になると「カチッ」と音がします。それからゆっくりと5秒数えてそっと注射器を皮膚から離します。
小さなアクシデント
これで終了ですが、初めての自己注射だったこともあり、ちょっと「ドキッ」とすることが起こりました。注射器を抜いた時にそこからぷくっと血が出てきました。表面張力で丸く飛び出してきた血を見て一瞬焦りましたが、よく見るとちょうど注射ペンの針を刺したところが毛細血管の真上だったようです。注射をする部位は太もものどこでもよいのですがたまたま血管の真上に刺してしまったのです。針を抜いた勢いで僅かに血が出ただけなので、バンドエイドをペタッと貼って終了しました。
何事も経験で試行錯誤をしながら上手になっていくと思いますので今回のアクシデントも次回への反省点です。
終了後は使用済みの注射ペンを専用の廃棄バッグに入れ、15分ほどのんびりと過ごして変化が無いことを確認して日常に戻りました。
こうして初めての自己注射を無事に終えました。これからは2週間ごとにこの作業を繰り返すことになります。医師のお話しでは、「どんどん良くなっていきますから、お正月は楽しく過ごせますよ」ということでしたので期待をもって過ごすことにします。