4. 脱ステロイド 2ヵ月

well-being

以下には瘡蓋や傷口のある実際の手の甲の写真を掲載しています。ご覧になりたくない方のために事前にお知らせいたします。

北海道の豊富温泉で脱ステロイドを始めたのは真夏、猛暑の頃でした。あれからちょうど2ヵ月が経ち、近所の公園のコスモスが咲き、季節はすっかり秋になりました。

この2ヵ月の間に前述したように、激しいリバウンドで全身に湿疹ができ、浸出液が溢れ出し、強い痒みに襲われて夜眠ることもままならない日が続きました。

前回の記事からまだ10日あまりで、大きな変化はありませんが、現在は体全体が乾燥し、小さなプツプツとした湿疹が腕、肩、太もも上部にありますが、これらも乾燥してします。

手の甲を除いては浸出液も出ていません。

目下の悩める症状も下記の様に以前とあまり変化はありません。

手の甲が荒れて、乾いて表面がバリバリに割れています。落ちそうで落ちないかさぶたが手の甲いっぱいに広がっています。無理にかさぶたを剥がせばそこからまた大量の滲出液が出てきます。指の関節の部分はまだ裂けたように割れてしまいます。

身体は痒みもありますが、乾燥でパリパリとひきつった皮膚に痛みがあります。掻けば皮膚に傷がつき、後で痛くなると分かっていても、放置できない痒みに負けて掻いてしまい、その後のビリビリとした痛みに耐えなければなりません。

皮膚のターンオーバーの最中のため、皮膚が敏感になっており、リュックを背負うと肩に当たって痛いのでリュックが使えません。今は手持ちのバックを使用していますが、当分山へは行けそうにありません。

顔も白く粉を噴いたように見えますが、実際は表皮のターンオーバーが起こっています。

夜は少し眠れるようになりましたが、寝てから90分位経つと痒みか痛みで起きることがあります。そしてそれが収まるまで2・3時間は眠れません。(その回数は以前よりは減りました)

スッキリしない体調のせいか、夜眠れないためか、時々悪寒がすると思うと微熱が出ます。幸い市販の解熱鎮痛剤をのめば眠れ、翌日には回復します。

しかし、一番の悩みは引き続き落屑です。少しでも体を動かせばはらはらと落ちてきます。体を掻こうものなら周囲が真っ白になります。顔を触っても落屑があるため、友人との会食もためらってしまいます。相変わらずメガネのレンズにも白い粉が張り付き、フレームの縁にも粉が積もります。

服を脱げば大量の落屑が周囲に舞います。

部屋の中に掃除機を置いて頻繁に吸い取る毎日です。

首から肩にかけては特に乾燥しています。
少し動いてもデスクの上に粉が溜まります。

良いことは、徐々にではありますが、少しづつ変化がみられることです。言葉ではうまく言い表せませんが、痒みの質が変わってきています。

脚はほとんど湿疹が無く、以前の湿疹の跡は薄く、場所によってはうっすらとしか見えなくなってきています。

また、気候も涼しくなったので、お天気の日は公園で1時間ほど過ごせるようになりました。木陰の場所を選んで歩いています。日々色づいていく木々や盛りの金木犀やコスモスを見るのは心が和みます。

そんな小さな進展を糧に、全身良くなっていくはず、と信じて日々を送っています。