陣馬山

低山ハイク

連休合間の平日を狙って、近くの山で新緑を楽しみたいと思い、初めて陣馬山に行ってみました。標高855mの山ですが、地味な登りが運動不足の脚にじわじわと効いてきます。

行程

JR藤野駅 → (神奈川中央交通バス)陣馬登山口 → 一ノ尾尾根コース → 陣馬山山頂(855m) → 栃谷尾根コース → 栃谷 → 陣渓園 → 陣馬登山口 → (神奈川中央交通バス)藤野駅 (約6時間 10km)

当日のお天気は爽やかな晴れ。藤野駅からバスで約10分。陣馬登山口で下車し、ここから登り始めました。ここは一ノ尾尾根コースと栃谷尾根コースの2つのコースの登山口になります。

新緑の木々の中、木漏れ日を浴びながらなだらかな山道を登っていきます。

険しい箇所はほとんどありませんが、じわじわと脚に効いてくる登りです。

途中の足元にはキランソウやウツギの花が咲いていました。

そろそろ頂上が見える頃、最後は階段が待ち受けていました。そして階段を登りきると陣馬山山頂のシンボルの白馬の像がありました。

最後に階段は結構キツイ!

山頂の眺望はとてもよく、360度見渡せました。当日はお天気も良く、富士山をはじめ、丹沢や反対側には大菩薩嶺も見えました。2件あるお茶屋さんの一つでコチコチに凍った藤野ゆずのシャーベットをいただきました。気温も上がってきて暑かったので、さっぱりした冷たいシャーベットがとても美味しかったです。

下りは栃谷尾根コースです。所々で眺望が開け、富士山や遥か遠くに街並みが見えて、楽しいコースでした。集落近くではお茶畑があり、刈り取り間近のお茶の葉が伸びていました。

栃谷まで下りたところで「旅館・陣渓園・徒歩5分」の看板があったので、細い道に入っていきましたが、いきなりの細い山道をどんどん下ることになりました。道があっているのか不安になった頃にまた案内板があり、それに沿って15分ほど歩いたところに陣渓園がありました。(5分では着きませんでした)前庭には藤の花が満開でした。

お茶畑越し、一番奥には富士山山頂が見えました

日帰り入浴と昼食の「あゆ定食」を頂くことにしました。お風呂はかわいい岩風呂です。

入浴前に食事を頼んでありましたが待つこと暫し。焼きたての鮎と竹の子の煮物、自家製のユズ味噌に茶碗蒸し、山芋など満腹になるお食事をいただきました。

感染症対策のためか、エントランスの一画が仕切られてそこでの食事となりました。景色の良い所での食事を考えていたのですが窓もなく、風景が見られない所だったためちょっと残念でした。

陣渓園からは舗装道路を真っ直ぐ進みます。途中で民家に咲いている満開の白藤とアヤメがあり、暫し足を止めて見学。30分程歩いたところで陣馬登山口に出ます。バスの時間を調べて歩いていたので程なくバスが到着。乗車10分程で藤野駅に着きました。

最後、ホームで電車を待っていると山の中腹に謎のラブレターを発見!思わずカメラに収めました。

連休中ではありましたが、平日のため比較的空いていました。

何よりもお天気が良く、陣馬山の山頂からの360度の眺望はすばらしかったです。

風も穏やか、美しい新緑を満喫し、温泉でくつろぎ、里山のお料理を堪能した一日でした。