宿泊

前述したように、今回の巡礼の旅では全てアルベルゲ以外の宿泊となりました。

5泊は1棟貸し戸建てとアパートになりました。快適に過ごせましたが、メリット・デメリットがあります。

メリット

ホテル同様にリネン、タオル、ドライヤー、キッチン、洗濯機が完備されています。（物件によって違いますので、予約サイトで確認が必要です）

ベッドルームも複数あり、物件によっては複数のトイレ・シャワールームもあります。

キッチンがあるため、軽い夕食や朝食が用意できるので、スーパーで食材を買ってきて好きな時間に食事をすることができます。またいつでもお湯を沸かしてお茶を飲むこともできます。

洗濯機があると時間を気にせず洗濯ができますが、乾燥機もついているのは1ヵ所だけでした。またランドリールームに洗濯機・乾燥機が完備されてたところが1ヵ所でした（使用料無料でした）。これらが完備されていると洗濯の時間を気にせずにできますし、乾燥機がなくても一晩でほぼ乾きます。アルベルゲのように物干し場の争奪戦もなくその点はストレスフリーでした。

プライベートな空間なので荷物や貴重品に注意を集中しなくてもよいのもストレスフリーでした。

デメリット

アパートの管理者との到着時間などの事前連絡や鍵の受け渡しが必要になります。ディバイスの項目で詳細を書きますが、WhatsAppの使用が必須と感じました。

古い建物もあり、旧式の鍵に手間取ることが多くありました。

何よりも、他の巡礼者と会うことがないため、知り合いになる機会や情報交換ができませんでした。

また、アルベルゲのオスピタレーロ（アルベルゲの管理者）は巡礼の旅の中では一番の情報源ですが、彼らと接する機会が皆無だったのは少し残念でした。

今回の巡礼は男性1名、女性2名のグループであったため、それぞれの部屋があったのはとても便利でした。また物件によっては主寝室と他の寝室にもトイレ・シャワーが付いていたのも良かったと思います。

またどこのアパートも清潔で管理者もとても親切でした。

石造りの戸建てへの宿泊はとても良い経験になりました。鍵の受け渡しに手間取ることもありましたが、グループで巡礼する場合などはメリットは大きいと感じました。

費用　（2024年4月5月現在の価格です）

１棟貸しアパート代は1泊€82～€110で、一人当たりにすると1泊€27～€37になりました。アルベルゲよりは高くなりますが、アルベルゲやペンションのプライベートルームとほぼ変わらない価格になります。

宿泊費やコインランドリーなどの全ての料金等の条件は2024年4月・5月現在の物です。ご利用の際は最新の情報をご確認ください

コインランドリー事情　：　洗濯機・乾燥機の大きさにもよりますが、巡礼道中では洗濯が€3.00、乾燥機（15分）€2.00でしたが、マドリードのコインランドリーは洗濯機が€6.00、乾燥機が€6.00と、場所は違いますが前回に比べて大幅に値上げされていました。近くに複数ある場合は比較してみると良いかもしれません。

注意点

予約サイトでは1棟貸し物件の収容可能人数が記載されていますが、詳細をみると、「ダブルベッド2台、シングルベッド1台で宿泊人数5名まで」などの表記があります。無造作に予約をすると、大人2人が同じベッドで寝ることになります。

余談ですが、前回の巡礼の際に、ペンションで私がチェックインしたツインルームを後に男性2人組のダブルルームと交換した経験があります。詳細を確認せずに予約したと言っていました。交換に応じてあげた際にとても感謝されました。

ディバイスとアプリの項目にも書きましたが、今回、スペインの小さな町にも大手スーパーマーケットが増えているように感じました。昼休みが無く、朝から夜までえいぎょうしているので時間にかかわらず買い物ができるのは巡礼者にとってはありがたいことです。町に着いてGoogle Mapで「supermercado」と検索すると、Dia、Lidl、Eroski、Froiz、Gadis、Carrefourなどがでてきます。ただし、土日や祝日には営業時間が変わるので確認が必要です。