”裏高尾”と聞いて、どこを思い浮かべますか?
高尾山の北側には裏高尾という地名があります。そしてインターネットで裏高尾/登山と検索するとおおむね陣馬山・景信山・小仏城山・高尾山の山域を指しているようです。
今回は小仏バス停から登山開始です。
行程
小仏バス停 → 景信山 → 小仏峠 → 小仏城山 → もみじ台 → 高尾山大見晴台 → 高尾山山頂 → 薬王院
平日でしたが、多くのハイカーが春の山を楽しんでいました。
1週間前に高尾山の6号路、琵琶滝から1号路に抜けるコースで歩きましたが、お花の数が格段に増えていました。
高尾山といえばスミレ。そのスミレがあちらこちらの咲いています。桜もそれぞれの種類は判りませんが、色の濃淡が違う桜、地面からスッと一枝だけが伸びたマメザクラもあり、更にはコウヤボウキが見られます。
そして何よりもたくさんのアオキが新芽を吹いていました。



椿も花を咲かせています。ピンク、赤、白、そして赤と白のマーブル柄。椿は花のまま落ちるので、「ボトッと落ちて風情が無い」とも言われますが、地面に広がる椿の花も見事だと思いました。


枯れ葉の間から小さく芽を出していたのは、調べたところ”こごみ”のようでした。山小屋でお浸しを頂いたことがありますが、春の野の味そのままでとても美味しかったと記憶しています。

木段の陰に不思議なものを見つけました。調べるとツチグリ(土栗)と呼ばれるキノコでした。従来は団子状で地面に半分埋もれているそうですが、成熟すると外皮が7片から10片に裂けて星形に開きます。その星形の上、中心に胞子の入った球状の袋が乗っかているように見えます。

小仏城山から高尾山に向かい始める斜面にはラッパスイセンが咲いています。こちらは植えられているようですが、一面の黄色と白のスイセンは見事で、同じ場所にはムスカリもたくさん咲いており、黄色、白、青紫のコントラストがきれいです。



やって来たばかりの春の花々を楽しみながら景信山、小仏城山、高尾山を巡りました。YAMAPの高低図を見ると三座の見事な山型が反映されていました。

今回の山行のもう一つのお楽しみは薬王院での精進料理です。心尽くしの山の幸が味わえます。一つ一つに手間と工夫が感じられる贅沢なお料理を心ゆくまで楽しみました。

機会があれば、是非味わっていただきたい精進料理です。余談ですが、精進料理を味わう前に道元「赴粥飯法」と「典座教訓」を読まれると精進料理がどのような思いで作られているのか、修行とはどのような事なのかを考えるきっかけになり、その味わいが少し変わってくると思います。
春の裏高尾は心が浮き立つような山歩きになりました。



今回の動画をInstagramに掲載しています。そちらもご覧いただければ幸いです。裏高尾
