塔ノ岳 2026

低山ハイク

二回目の塔ノ岳登山をしました。約1年前に初めて塔ノ岳に登って以来です。

今回はフランスからのゲストと共に登る塔ノ岳。スケジュールの都合で予め日程が決まっていたので雨天以外は決行することになっていました。4人での登山です。

天気予報は曇り。雨マークは無しでした。

行程

ヤビツ峠 → 表尾根縦走コース登り口 → 二ノ塔 → 三ノ塔 → 烏尾尾根 → 行者ヶ岳 → 政次郎の頭 → 新大日 → 木ノ又小屋 → 塔ノ岳山頂 → 立花山荘 → 堀山の家 → 駒止茶屋 → 見晴茶屋 → 大倉登山口

昨年の塔ノ岳は初めてという事もあり、ルートの詳細を知らないまま”エイ!ヤー!”と勢いで歩いた記憶があります。あの日は天候に恵まれ、絶景を眺めながらの登山でした。二ノ塔あたりから富士山が見え始め、ずっとその景色を眺めながら登りました。山頂でも富士山がドーンと目の前に現れて感動しました。

しかし、お天気が良かった分、気温も上がり持参した水分が早々に無くなってしまい、苦しい思いをしました。連休中だったこともあり、途中の木ノ又小屋が開いていたのでそこでアクエリアスとお水を購入して何とか凌ぐことができました。

その反省から、今回は2リットルの水とゼリー飲料、そして温かいお茶を用意して登りました。

二ノ塔に到着してウィンドブレーカーを脱ぎましたが、ここからの景色は周囲の山には雲がかかっており、富士山は厚い雲の中でした。

イメージとは裏腹に三ノ塔までは20分ほどで着きました。前回のイメージでは二ノ塔と三ノ塔はもっと離れていた記憶です。途中でウィンドブレーカーを再び着ました。

ここから見える塔ノ岳山頂方面は低い雲に覆われて雨が降っていそうでした。風も冷たく強く、この先は屋内で休めるところが無いため、少し早い時間でしたが三ノ塔の避難小屋の中でお昼を食べることにしました。温かいお茶で体も少し温まりました。

終日雲が多い空でした

食後に外に出ると、富士山が少し見えていました。この日数少ない富士山との対面です。

少しでも富士山が見えると気分が上がります!

しかし、風が冷たく一旦小屋に入って手袋を装着することにしました。手袋で体温の低下がかなり防げたと思います。

烏尾尾根までも思いのほか時間がかかりませんでした
雲が下がってきてしまいました

この先、樹林帯では風を避けることができましたが、登って汗をかいた後で吹きさらしの尾根に出ると一気に体温が下がるのを感じました。

度々”登山YouTube”で雨具のウィンドブレーカーの使い方とか、体温の低下を防ぐ方法とその重要性を観てきましたが、今回は身をもって体験することになりました。ウィンドブレーカーで風は防ぐことができましたが、汗をかいた体が冷たい強風に当たると一気に体温が下がる感覚を体験しました。

下山後に自分で撮影したビデオをみても、山肌を駆け登ってくる風で霧が勢いよく流れています。あの風の中に身を置くことの意味を初めて実感しました。

塔ノ岳山頂は曇り。周囲は真っ白でした。山頂の気温は7℃でした。そのため、尊仏山荘の中で休憩をして長い下山に備えました。

山頂の気温が低く、小屋に入って一休みです

長い長い大倉尾根をひたすら下ること2時間45分、ようやく大倉登山口に到着です。無事に下山です。

長い下りの始まりです
束の間の平坦な樹林帯
長い…
下山は中国のレディーが加わりました

さて、今回の登山での教訓です。

先ずは1年前の印象は正確ではないという事です。「こんな所に階段こんなにあった?」とか「この地点と次の地点の間隔が短い?(又は長い?)と思い違いが各所にありました。「こんなつもり...」に惑わされてはいけないという事です。

次に、登山する日はお天気を選んで登っているのでほぼ雨はありませんが、当然のことながら登山の際には雨・風などの準備を怠ってはいけないということです。

リスク回避に自信がないのでお天気の日を選んでいますが、自然と向き合うという事はどのような状況に対しても準備をしていかなければならないと改めて肝に銘じました。(当たり前のことですが…)

今回、冷たい風に吹かれ続けたのはとても良い経験になりました。”使わないけど”と思いながらもいつも持参していた手袋がとても役に立ちました。慣れてくるとおざなりになりがちな装備の大切さを再認識する良い機会になりました。

また、使用しているウィンドブレーカーはトレラン用のSALOMONのもので、体の前面と袖は風を通さず、背中は別の生地になっていて通気性が良くなっています。バックパックを背負っても汗を逃がし易い仕様のものです。このウィンドブレーカーの効果が実感できたのは良かったと思います。

今回のフランスからのゲストですが、一度も先頭を譲ることなく、ハイペースのまま登って下りました。そのタフさには脱帽です。そして、とても楽しい登山だったと嬉しそうでした。富士山の絶景を見せてあげられなかったのは残念でしたが十分に楽しんでもらえたと思っています。

三度目の塔ノ岳はあるのでしょうか?

2026年1月に焼失した堀山の家。
「再建決定おめでとうございます」のお花が飾ってあったので近々再建されるものと思われます

今回の動画をInstagramに掲載しています。そちらもご覧いただければ幸いです。塔ノ岳2026