15. リンヴォック®使用から2年

well-being

2026年8月でアトピーの大ブレイクから3年。そしてデュピクセント皮下注からリンヴォック®に変えて2年が経ちます。

ちょうど1年前に「リンヴォック®使用から1年」という記事を書きました。

その後の状態を記します。

詳しい経緯につきましては well-beingをご参照ください。

2年前、8ヶ月間続けたデュピクセント皮下注からリンヴォック錠15mgに変更しました。デュピクセント皮下注の投与で体には改善がみられたものの、胸から上は全く改善がみられたかったためです。

リンヴォック®服用を始めてからも顔にすこし湿疹ができたりしましたが、酷くなることもなく徐々に胸から上の症状が改善されていきました。

2026年1月まではリンヴォックに加えてタリオン錠を服用していましたが、2月以降はタリオン錠は止めています。

今年春までは特段気になることは起こりませんでしたが、6月以降に気温と湿度が上がり汗をかくようになると久しぶりに”痒み”がぶり返してきました。そして痒みを感じる場所はやはり胸から上のことが多いようです。

塗り薬は”モイゼルト軟膏”でこれを塗ると痒みは緩和されて、湿疹とは呼べないほどの赤みも消えます。しかし、塗るのを止めると直ぐに現れます。

暑さがそれほどでもなかった5月くらいには外出の時やハイキングの時に日焼け防止用のキャップを被っていましたが、暑くなるにつれてキャップの縁に沿って湿疹が出てしまい、キャップは被れなくなりました。こちらの赤みはなかなかとれません。

また、登山中のサングラスも汗をかくようになるとサングラスの縁が僅かに接触する部分に湿疹が出てしまいます。また、目の近くに湿疹ができたために目にも痒みが出てしまいました。このためサングラスも現在は使うことができません。

汗をかいた時、髪の毛先が僅かに当たる胸や首の周りも痒みがでます。モイゼルト軟膏で痒みは一旦収まりますが、汗をかけばまた同じことの繰り返しです。

対応策として顔の湿疹には混合薬(クロベタゾン酪酸エステル軟膏、ヒルドイドソフト軟膏、プラスチベース)、目の縁の痒みにはプレドニン眼軟膏、そして首や胸など体の部分にはモイゼルト軟膏です。

日焼け止めの使用は必須で皮膚科の医師に勧めていただいたLa Roche-Posayを使っています。

このように、状況を俯瞰してみると、アトピーは治るのではなく、うまく付き合っていかなければならないのだと思います。山でキャップが被れなければ手ぬぐいやバンダナを頭に巻いて汗を受け止める。眼科医からは「そろそろ白内障を鑑みて陽光が強い時にはサングラスを使用して」と言われても、そこは我慢して、休憩時などの汗を拭いた時にサングラスをかけ、汗をかく行動時には外す。平坦な林道を歩くときは日傘を使用するなどの工夫をしています。

夏、汗をかくから外には出ない。山登りはしない。という選択肢もあるかもしれませんが、診ていただいている皮膚科の医師にも「自然の中に行って楽しいと思うなら行くのが悪いとは思わないよ」と言われました。クーラーの効いた部屋に閉じこもっているだけというのは自分には合わないと感じています。

ただ年齢と共にアトピー以外にも体のケアは必要です。自分の体ですから様々な状況を考えながら、自分で優先順位をつけて付き合っていくしかないと思っています。

汗をかくようならば躊躇わず自宅ではクーラーをつけていますが、今年の猛暑で部屋の内と外、電車のホームと車内、買い物に行った際には建物の内と外の大きな気温差があり、寒暖差アレルギーにようになってしまいました。

加えてクーラーの部屋にいる時間が長くなると知らず知らずのうちに体が冷えていたようで、気管支炎を起こしてしまいました。咳が止まらず呼吸器内科の医師から吸入剤であるアテキュラを処方されました。この薬にはステロイドが入っています。呼吸器内科の医師には皮膚科での経緯を伝えてあります。アテキュラを使用すると皮膚の状態もよくなりますが、皮膚科で使用を控えているステロイドを使用することになります。しかし、呼吸器内科の医師としては咳を止めることが優先されるという判断です。そして、私も納得して使用しています。

体力や抵抗力が衰えている。齢を重ねるというのはこういうことかと思う場面が増えてきました。

アトピーのみならず、自分の体の声に耳を傾けつつ、今できること、今したいことができればそれで良しと思っています。

まだまだ続くアトピーとのお付き合い。自分を観察する機会にもなっています。

蝶ヶ岳から望む朝焼けの北アルプス。この楽しさは手放せません