個別の持ち物

Camino Frances2022

持ち物について

前回の項目で日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会(以下「友の会」)の必需品リストを参考に持ち物を揃えたと書きました。基本は友の会のリストを参考に各自必要に応じて揃えるのが良いと思います。

リマークしたい所持品とカードや現金について下記に記載します。

Credencial   巡礼証明書

巡礼をするにあたって巡礼証明書が欠かせません。 

Albergueに宿泊するためには必要ですし、道中の大聖堂や博物館、美術館に入る際に「巡礼者割引」が適用されます。

フランスの起点になる町やスペインの巡礼事務所、一部のalbergueでも入手できますが、私は日本で入手していきました。

ご参考までですが、日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会でもCredencialを発行しています。この巡礼証明書は美しく、巡礼中何度となく褒めていただきました。

衣類

靴下

シューズに合わせた中厚手または厚手のものを2足(当日履くものと替え1足)と宿の中などで履く予備の薄手が1足あると便利です。

Tシャツ

半袖と長袖を1枚づつ持ちましたが日除けと雨具の下に着る場合など汗を吸収してくれるのでほぼ長袖を着ました。(巡礼時期は9月・10月)途中で長袖を1枚買い足しましたが、フィットサイズ(XS)を探すのが大変でした。

ズボン

土埃や雨で日々かなり汚れます。

ファスナーで膝から下が切り離せるコンバーチブルが便利ですが、私は長いズホン2着で毎日交互に洗濯していました。

albergueの中や寝る時用にレギンスまたはリラックスパンツがあると便利です。

前半は土埃、後半は雨でした

防寒具

夜や少し寒い時には薄手のフリースを着ました。

歩いている時は防寒具として雨具を使用しました。

道中ダウンジャケットを着ている人も多くいました。

バフ

ネックウォーマーとして使ったりヘアバンドの代わりにしたりと多用できます。

あれば便利ですが、必要に応じて現地でも調達できます。(Camino de Santiago のロゴやデザインの物が道中で購入できます)

巡礼路での靴

登山靴とローカットのトレッキングシューズで迷いましたが結局ローカットのトレッキングシューズを履きました。個人的には距離が長くなると軽い方が楽だと感じました。

ただし、道中は舗装道路もありますが、石や岩の険しい下りも多くありますので、底が頑丈で自分の履き慣れた靴が良いと思いました。

舗装路もありますが、このような道が延々と続くところもあります
山歩きと同じく雨が降れば道が川になります

宿での履物

Albergueに着くと、先ずに靴を脱がなければなりません。 

多くの人はアウトドアサンダルとかスポーツサンダルと呼ばれるものを予備に持ってきています。

私はクロックスサンダルを使用。

実際に使ってみて、albergueのシャワー室にはほぼ足ふき(マット)がないことや、サンダルをシャワー室の内側に置かなければならない状況もあったので、濡れても直ぐに乾くもの、もしくは濡れた足でも履けるものを持っていくのがお勧めです。

宿の周囲を歩く時にも使用しました。

デメリットはかさばることですが、道中クロックス愛用者は結構多かったと思います。

バックパック

バックパック

「持ち物の選び方」に記載したように、ULウルトラライトのバックパックを使用しました。(GOSSAMER GEAR, GORILLA50 863g Sサイズ)

結局配送システムを使用したとはいえ、荷物を持つ場面は多々あります。

当初、自分で担いで歩く予定でしたので、雨対策として中にビニール袋を入れましたが、触るとカサカサと音がします。Albergueで夜に準備をしたり、早朝出発する際に荷造りする場面では周囲に寝ている人がいるので音がしないビニール袋を使用する配慮が必要だったと思いました。

いずれにしても早朝出発する人は(私も含めて)前夜に荷造りをほぼ済ませて朝は荷物を抱えて廊下に出て荷造り、身支度をしてそっと出ていくことになります。

サブバックパック

こちらもUL(103g)を使用しました。

当初は日々使う予定ではなかったので、軽さ重視で選んでいただきましたが、思いがけず日々使う事になり、外ポケットがあれば良かったと思いました。

この軽いバックパックのメリットは・・・

中に入れるものは雨具、貴重品、ヘッドライト、手袋、メガネ、スナック、ペットボトル等なので雨が降れば雨具は身に着けることになり荷物は半減します。バックパックは薄くなるのでバックパックの上に雨具を着ればバックパックが濡れることもなく身軽に歩けます。

ウエストポーチ

貴重品は肌身離さずに保管する必要があります。私は肩にかけるバックを持ちましたが、ウエストポーチが一番適していると思いました。

ワンポイントアドバイス
大きなバックパックをtransporte de mochilasで送りサブバックを持つ場合、サブバックに入れる物の一覧表を作って、日々それに準じて確認することをお勧めします。毎日移動するため持ち忘れや宿への置忘れ、紛失を防ぐことができます。

その他の物

ストック

木製の巡礼者用杖も含めて現地でも調達できます。

ただし、軽くて小柄な人用にグリップの部分が細い物をすぐに調達するのは難しいかもしれません。

使い慣れているものがあれば持参をお勧めします。(今回使用したのはmont-bell アルパインポール カムロック アンチショックS 225g。I型のポールでSとあるようにグリップの部分が手の小さい人に使いやすくなっています)

同じような体型の巡礼者から「そのストックどこで買ったの?」と何度か聞かれました。

ずっと支えてくれた旅の相棒たち

トイレットペーパー

必需品です。

芯を抜いた使いかけ(1/3くらい)の物を持っていきました。

トイレがあっても紙が備えていなかったり、様々な事情で使えなかったりすることがあります。トイレに行くときは必ずトイレットペーパーは持って入ることをお勧めします。

また、行程中には最長で17㎞トイレ付きの休憩所が無い所もあります。従ってトイレットペーパー、ゴミ袋、消毒用アルコールまたは手洗い用の水が必要になります。

必需品!
使う度に日本の製紙技術のすばらしさを実感します

S字フック

友の会の方に勧めていただきましたが、シャワー室に貴重品や着替え、脱いだもの、タオル、シャンプー・石鹸などを持ち込んだ時の袋をかける場所の確保には必要です。

シャワー室にはほぼ置き場がありません。また、貴重品は必ず内側の目の届くところに置く必要がありますので、大変重宝しました。

また、身長が低い者にとっては、備え付けのフックが高い所にある場合もあり、高さ調整にも役立ちました。

ペットボトル

途中にカフェがあるとはいえ、ペットボトルのお水は必ず持って歩きました。

そこで思いがけず活躍したのが、往路の飛行機内で調達した200mlのペットボトルで、500mlのペットボトルの他にこれをずっと使用しました。バックパックに外ポケットが無かったので500mlは中に入れ、200mlはポケットに入れて歩きました。

何かと便利だった小さいペットボトルでした。

まな板と果物ナイフ

今回、あれば便利だったと思うものの一つに100円ショップに置いているような薄いまな板があります。

キッチンのあるalbergueではそこの物を使用できますが、pensionやhostalでは置いてなく、スーパーで購入したリンゴやオレンジなど果物を食べるときに便利です。

果物ナイフは現地で調達できますが、薄いまな板は入手困難です。

寝袋と枕

Albergueではベッドが提供されますが、毛布などはないので寝袋は必須です。

宿では使い捨てのシーツと枕カバーがほとんどの所で支給されますので、シーツの上に寝袋を置くことになります。

枕は、私が泊ったところでは全て備えてありました。

マスク

2022年11月現在(帰国時現在)、スペインでは公共交通機関を使用する場合はマスク着用が義務付けられています。また、薬局やメガネ店によっては入店時にマスク着用を求められますので、マスクは常に持って歩きました。

医薬品

飲み薬は飲み慣れたものを持参しなければなりませんが、足の水ぶくれなどは現地の薬局でも調達できます。

巡礼路の薬局では水ぶくれの処置に慣れているところもあり、私が入った薬局では一式を揃えて丁寧に説明してくれました。

いざとなれば現地調達も可能ということですが多くの薬局は土曜日の午後に閉まると月曜日まで開きませんので注意が必要です。

巡礼路途中で調達した足の水膨れ処置の一式
歩き慣れるまでに膝が痛くなったので急遽調達しました

余談 巡礼を始めて1週間、強い風の中を歩く日が何日か続きました。折しも干し草の刈り入れが終わった時期に乾燥地帯を延々と歩きました。空気の乾燥と舞っていた干し草の粉を大量に吸い込んだようで喉が腫れて咳が止まらなくなってしまいました。

Beloradoという町に着いた際にhospitaleraに病院の場所を聞いて救急病院に行きました。診察後に閉店時間寸前の病院前の薬局で処方された薬を買うことができました。土曜日の1時半ごろでした。「薬局が閉まってしまえば月曜日の朝まで薬の購入はできなかったわよ!運が良かったわね。」、と後でhospitaleraから言われました。本当にラッキーでした。

干し草が刈り取られた後の横を延々と歩きました。 景色は良かったけど…
干し草と分かったのはこの光景があったからです
ぎりぎりで買えたお薬

カードとキャッシュ

クレジットカードとデビットカード

クレジットカードの他にデビットカードを持ちました。

現地でのキャッシングにリミットが無い事(口座にお金が入っていればその分現地でユーロが引き出せます)や支払いがその場で決済されるので便利でした。

一方で、宿泊先や電車やバスのチケットのネット購入にはクレジットカードが必要になりますのでクレジット/デビットを使い分けました。

Albergueの支払いやレストラン、大手のスーパーマーケットなどではどちらも使いました。小規模な商店や一部のalbergueでは支払いは現金のみだったり、一定金額(20ユーロ位)以上でなければ使えない所もありました。

尚、現地でのキャッシングに際しては、友の会のアドバイスに従って、銀行の中のATMを使用しました。路上に面したATMはすりやひったくりのリスクがあることや、入れたカードが出てこなかった時に店舗であれば直ぐに対応してもらえるからです。その為、現金が無くなる前に適当なATMを探しながら歩きました。

キャッシュ

今回、初めてネットで事前に(日本で)ユーロを購入しました。外貨両替専門店Travel Support GPA オンラインストアを利用してみました。

時間に余裕があったことと、少額紙幣の枚数が多くても用意してもらえること、またこの時期はパンデミックで出発前に余り外出したくなかったからです。

現地ではバックパック配送に毎日現金が必要かつ、お釣りはもらえないのでピッタリのお金が必要です。また朝食を食べるカフェなどは小規模でカードが使えない場合も多くありました。

今回5ユーロ紙幣を40枚ほど用意しましたが、当面少額紙幣の心配なく過ごせたので重宝しました。